町田 社会
公開日:2026.05.07
石阪丈一前市長に聞く 町田で野鳥観察のススメ 日本野鳥の会・会員
5月10日から16日は「愛鳥週間(バードウイーク)」。そこで、町田市の前市長で日本野鳥の会・会員、石阪丈一さんのバードウォッチングに同行し「市内で見られる野鳥」について話を聞いた。
石阪さんと共にバードウォッチングを行ったのは町田市と八王子市にまたがる小山内裏公園。「鳥が活発に動くのは午前11時まで」とのことで午前9時に開始した。
まず語ったのは双眼鏡について。遠くの鳥を双眼鏡の視野に入れるコツは、まず肉眼で捉えその視線の間に双眼鏡を入れること。倍率が高いと視野が狭くなるため初心者は8倍のものがお薦めという。また、レンズのサイズが大きいと明るく見えるが重量も増すため「24〜25mm程度が使いやすい」と話した。
ただ「愛鳥週間がある5月は、市街地の公園で鳥を見るのが難しい」と石阪さん。木々に葉が生い茂り姿を隠してしまうためだ。よって鳥探しは鳴き声が頼りとなる。
早速耳に入ったのはガビチョウの鳴き声。ひと際大きな声が森中にこだまする。中国原産で特定外来生物に指定されている鳥だ。
次に聞こえてきたのがアオゲラの声。キツツキの一種で木の幹に穴を開け昆虫をついばむ。鳴き声のほか木を叩いて求愛する際の「ダダダダダ」という音でも判断ができるという。
「これはウグイスの声です」と立ち止まったのは「ホーホケキョ」ではなく、「キョキョキョ」という声。警戒音で周囲に敵がいることを知らせているのだという。「少し離れてみて下さい。すると『ホーホケキョ』と鳴きます」。5mほど離れると実際に「ホーホケキョ」と鳴いた。
そのほか、市街地の公園で見ることができる鳥として、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、コジュケイなどを挙げた。また、キビタキなど高所への移動の過程で、数日のみ市街地の公園に立ち寄る鳥もいるという。
天候は鳥の活動に影響を与える。活発なのは晴れの日。雨や風は飛行が難しくなるためだ。「鳥の姿を見たいなら、冬の晴れた日が良いです。葉が落ちるから」とする。
貴族趣味由来の高貴さ
石阪さんが鳥に関心を持ち始めたのは10代の頃。自宅の庭にジョウビタキやツグミが飛来し、そこから50年来の趣味となっている。「バードウォッチングの面白さは訓練が必要なことです。色々な鳥を見たり、声を聞いたりするうちに見分け、聞き分けができるようになる。そこに『この環境にはどの鳥がいるか』の知識を合わせると、影が0・5秒目に入るだけで種類を判断できるようになります」
また、「周辺知識まで深まる」ことも魅力だという。「食べている魚や虫にも関心が湧きます。すると周囲の自然そのものを覚えるようになるのです」。石阪さんによるとバードウォッチングの起源は貴族の趣味。そのため博物学に似た高貴で知的な楽しみ方ができるのだという。
こうしたバードウォッチングを近隣で楽しめるのが自然と都市が融合する町田の魅力だ。「自然保護の基本は広域行政で取り組むことだが、個人で意識を持つことも大切。『鳥を見て面白い』『花を見てきれい』と感じることからスタートさせてほしい」と話した。
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