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町田 コラム

公開日:2026.04.09

町田天満宮 宮司 池田泉 宮司の徒然 縮図

  • 宮司の徒然 (写真1)

縮図

 いよいよ春。当社境内にある10種類ほどの梅は昨年暮れに咲き始めて、一番遅咲きの梅が遂に終わった。日本全国桜の開花で盛り上がる蔭で、こっそりと雑草たちが地面を緑色に変えていく。種まき用のプランターも賑やかになってきたが、芽吹きが好きな私は直ちに駆除はせず、しばらく楽しませてもらう。何種類分かるだろうか。識別できるのは、ヒメオドリコソウ、トキワツユクサ、チチコグサ、タネツケバナ、ハコベ、オニタビラコ、キュウリグサ、メリケントキンソウ、カタバミ、ウラジロチチコグサ、トキワハゼ。本来はバラの種を撒いたはずのプランターはまさに雑草天国。みんな仲良くひしめき合いながら、土の栄養と水分を共有して生きている。世界もこうあればと思いつつ、実は少ない栄養の奪い合いをしているのだろうが、それも見越して雑草に肥料を施す変わり者もいるから安心しなさい。

 ヨモギもプランターの下の地面で吹き出した。よもぎ餅、天ぷらなどで美味しくいただける上に、数えきれない様々な薬効があって、しかもお灸の材料にもなっている優れもの。こんなに役立つヨモギだが、秋口にもなると道端で大きくなった様は雑草の代表のように見た目が悪い。それでも、種だけでなく地下茎でも増えるからなかなか駆除できない強者だ。そして、さっきの平和な春のプランターに生えたりしたら大騒ぎ。他の植物の成長を阻害する成分を出すから、雑草たちは占領されてしまう。幸いプランターにヨモギの新芽は見当たらない。私が毎日監視して平和維持活動。足元で群生するヨモギは適当に食べさせていただこう。ヨモギの天ぷらは好物なので。

 人間の世界もこんな感じなら平和なのだろうが、アメリカの思惑はともかく、聖地をめぐる3500年以上のイスラエルとパレスチナ、イラン、中東各国の争いは簡単に収まるものではない。だが、資源の乏しい国々に火の粉を飛ばさないでくれ。原油が滞っているのに、火の粉というのも変なたとえだが、燃料、動力、発電、原料と身の回りは石油由来のものばかり。依存しすぎていたのだろう。考え直す良いチャンスだ。

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