町田 人物風土記
公開日:2026.04.16
バイオリニストとして国内外で活躍する 佐々木 つくしさん 鶴川出身 25歳
飾らず、「音を楽しむ」
○…世界最高峰ドイツの名門アカデミーに籍を置き、2024年には伝統ある国際コンクールで日本人2人目となる優勝を飾った。世界を射止め国内外で活躍する実力派だが、その眼差しはどこまでも謙虚。「以前は完璧さばかり求めていたが、今は皆さんに音楽の魅力を届けたい」。公演時には、観客への感謝を込めて頭を下げる姿に、音楽家としての覚悟がにじむ。
○…3歳の頃、趣味で始めた母の影響でバイオリンを手にした。鶴川第二中時代は放課後の遊びも年に数回というほど練習漬けの日々だったが、「歯磨きと一緒で、弾かないと落ち着かなくて」と笑う。東京藝大附属高3年時には日本音楽コンクール2位に輝くなど順調に階段を上った。同大へ進学するも「優等生」な自分に葛藤し、卒業後すぐにドイツへ。これが世界一への飛躍の鍵となった。
○…現在はドイツで一人暮らし。生活の9割を音楽が占める一方で「山や森が好き」と語るアウトドア派な一面も。愛用のカメラを手に、各地の山々を訪れるのがリフレッシュ法だ。「練習はどうしてもこもりがちで外に出たくなる」と微笑み、「バイオリンも木からできている。自然の中に身を置くことは、インスピレーションにも大切」。多忙な中でも感性を磨く時間を忘れない。
○…友人からは「『つっく』は『つっく』だからな」と、飾らない素顔を愛着を込めて語られる。かつては型にはまった自分に苦しんだが、音楽が日常に溶け込む国で「音を楽しむ」本質をより深く実感できるようになった。「私生活の経験も音楽に落とし込めるくらい充実させたい」。自身の「声」であるバイオリンを手に、楽曲の魅力を表現する力に一層磨きをかけていく。
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