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公開日:2026.04.30
町田市立小学校 「朝の居場所」順次開始 全校で「小1の壁」解消へ
子どもの通学時間によって働き方を変えざるを得ない共働き家庭の増加を受け、町田市はあす5月1日(金)から順次、市立小学校全39校で児童の「朝の居場所」を確保する。市は「やむを得ない場合のみの対応。原則は通常の登校時間を守ってほしいと思う」としている。
対象となるのは市立小に通う全児童。通常、午前8時以降に開校するところを朝の居場所として午前7時30分から利用できるようにし、シルバー人材センターのスタッフが見守り員を務める。児童らは読書や会話をして過ごし、運動や朝食摂取は禁止。取り組みは先行実施中の3校に加えて、5月1日から順次開始し、7月頃には全校での実施を目指しているという。市の担当者は「やむを得ない場合のみ。収容能力や安全確保の観点から、原則は通常の登校時間を守ってほしい」とする。
「格差」に戸惑い
朝の居場所確保にあたるのは保育所などとの「格差」に戸惑う保護者が増加しているため。朝7時頃から利用できる保育所などに比べ、小学校が開くのは8時過ぎ。保育所を経由して今年度入学した児童をもつ共働き家庭などでは子どもを一人残さないように仕事を辞めたり、働き方を変えざるを得ない状況となる保護者もおり、市が昨秋実施した小学1〜3年生の保護者へのアンケートでは登校前に子どもを一人にしないように約6割の家庭が働き方を工夫しているという結果が出た。「子どもに鍵を持たせて一人で通学させる」「通勤途中に電話で出発を確認する」といった対応や、祖父母に見守りを依頼するという家庭もあるが、市はこの問題を解消するため、モデル事業として昨年度、2校で朝の居場所を確保。全児童の1〜2割にあたる利用がみられたという。
市の教育総務課は「多数ではないかもしれないが、一部の家庭では仕事を変えざるを得ないほどの切実な問題。その声に応える必要があると考えた」とコメント。朝の居場所確保に保護者らからは「子どもはバス通学で早く着いてしまうため本当にありがたい」という声や、自身の仕事について、「いつもぎりぎり出勤する形となり会社を辞める覚悟だったので助かった」などの安どの声が聞かれている。
全国的にも
朝の居場所確保は全国的にも広がっているようだ。多摩地域では三鷹市が23年度から全校で実施し、八王子市でも多くの学校で地域と連携した取り組みが行われ、横浜や相模原市でもモデル事業が進む。一方、町田市内では今後の展開として、朝のこども食堂の開設といった要望があがっているといい、市は「実態をみながら町田に合う形を模索していきたい」としている。
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