グローバルな視点を持ちつつも、日本の伝統文化を身につけている―。子どもたちが、そんな人に育ってくれれば、と話すのが台町・八王子実践幼稚園の矢野東園長だ。
日本人のもつ「謙虚さ」は世界に誇れるものとし、その個性を失ってしまうと日本の文化伝統が崩壊してしまいます、と力を込める。
「東日本大震災の時、被災地などで『困った時はお互いさま』と助け合った。日本でなければ暴動が起こるなど秩序が乱れていたと思うんです。謙虚さに代表される日本人の心は本当に素晴らしいものと考えています」
グローバルな視点も
一方で、令和の時代にはグローバルな視点も欠かせない、と話す。インバウンドの増加もあり、海外に出なくても外国人と接点をもつ機会が増え、コミュニケーションを深めるためには避けては通れないものだと。
「だからこそ、当園では、外国語を学ぶ時間も大切にしています」
土台づくりが役割
幼児教育のなかで注意すべきことが、幼いころから「子どもに決めさせる」という考えだという。「まず大人が”正しい道”を教え、しっかりと子どもの土台をつくっていく必要があります。それが無ければ、自分さえよければ、という人になってしまう。その土台を保護者らと共につくっていくのが我々、教育者の役割と考えています」
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