元Jリーガーで現在は市内の建設・不動産会社の社長を務める 常盤 聡さん 八王子市在住 32歳
今度はサポーターとして
◯…Jリーグの東京ヴェルディなどで活躍。ポジションはフォワード。得点を取ったときのパフォーマンスとしてバック転をすることでも有名だった。愛称は「トッキー」。3年前に母親の死をきっかけに現役を引退。家業の不動産会社を継いだ。「今は毎日のようにスーツを着ています。この時期はしんどいですね」。現場にも行くし商談もこなす。応援に来ていたファンの人がたまたま仕事の依頼主になることも。
◯…やるからには上手になりたい性格。引退後に始めたゴルフも「仕事で練習時間がとれない」ことがもどかしく、あまりのめり込まないように注意している。一時はカポエラをしたことも。「アスリートとして上達しないと悔しいから、あまり考えないようにしている」
◯…兄の影響で小学生(市立清水小)のときから始めたサッカー。運動が得意で、その頃からバック転ができた。中学校(工学院大学付属中)の頃にはすでにプロを目指していた。「ピッチに立てば『自分が一番』と思うのは当たり前。今は不動産の世界ではルーキー。早く自信をつけたい」。サッカーでも仕事でもお世話になった恩人たちに自分も近づきたいと考えている。「向かうべきゴールが見えているからこそ、そこに向けて繰り返しチャレンジしていくだけ」
◯…「自分のしてきたことを還元したい」。その1つが八王子のまちを盛り上げること。今年は所属する奉仕団体の活動で子どもたちにサッカーを指導した。「選手だった頃は、スタジアムに行けばマネージャーが色々と手配してくれて、サポーターが雰囲気を作ってくれる。自分たちはサッカーをするだけだった」。今はサポートする側に回りたいと考える。「今の仕事でも、できるだけ相手に納得してもらい、気分よく仕事につなげたい」
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