マラソンランナーや駅伝選手らの活躍を見守る寺院が下柚木にある。500年近い歴史をもつ、永林寺だ。同じ宗派として曹洞宗の僧侶を育成する駒澤大学(世田谷区)とゆかりがあったことから依頼を受けて以来、25年以上にわたって同大学陸上競技部の長距離選手らを支援し続けている。
先日行われた全日本大学駅伝では3位に入るなど、現在は駅伝強豪校とされる同大学だが、事務局として支援し始めた当初は「弱小チームだった」と小倉英利住職。当時は箱根駅伝などで優勝争いに加わるチームになるとは夢にも思っていなかった、と笑う。「最近は低迷していたけど、復活してきた。今シーズンは4年生が強いから箱根駅伝は期待できるね」
そして、9月に大学OBの中村匠吾選手が東京五輪のマラソン代表をつかんだことに対しては「先日、一緒に食事をした。芯の強い子。会場の札幌へ応援に行くよ」と笑顔をみせ、「長距離は気持ちの強さが必要。彼らの活躍はうちで開いている新入生向け坐禅合宿の効果もあるかもね」
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