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特集 明るい歌でも歌って 八王子市内で見つけた桜和紙絵、アクリル画を紹介

文化

掲載号:2020年3月19日号

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【上】青木訓行さん撮影(2014年)/【左下】萩原さんによる「春爛漫」/【右下】山口さんによる「桜の海と胴ぶきの桜」
【上】青木訓行さん撮影(2014年)/【左下】萩原さんによる「春爛漫」/【右下】山口さんによる「桜の海と胴ぶきの桜」

 開花に伴い、市内の作家らの桜作品を紹介。思わず明るい歌を口ずさみたくなる。

30色の深み

 下恩方町在住の萩原喜美江さんは、「和紙絵」による桜画を昨年、市内のギャラリーに展示した。

 作品名は「春爛漫」。F20サイズで3年ほど前に制作したもの。萩原さんは、自宅近くの川沿いに咲く河津桜を見て想像を掻き立て、ソメイヨシノを描いた。30種類以上の和紙を使い、深みを出した。

 和紙絵との出合いは30年ほど前。「油絵みたい」とその豊かな表現力にひかれた。2年前からは地域の集まり「恩方和紙の会」で知人とともに指導者としても活躍している。

 頭の中のイメージをもとに、「その時の気分」で次々と台紙に和紙を貼っていく。「とにかく細かい。作業に入るまでの準備が大変」。また「この季節は(花粉症で)くしゃみが出るので、和紙が飛んでしまい、それもまた大変です」と笑う。「出来上がった作品について、お世辞でもほめてもらうのが嬉しいですね」

2年で60点

 狭間町でギャラリーカフェさくら(【電話】042・666・0905)を営む山岳写真家の山口芳男さん(青梅市在住)は、絵画も手掛け多くの展示会に出展している。

 作品「桜の海と胴ぶきの桜」は今年、日本芸術家協会展に出す予定だったもの。アクリル画による80号変形サイズの大作で、2カ月かけ完成させた。バックの富士山、太い幹とその途中に芽吹いた桜、そして海のような桜の3点がポイントという。

 桜を描くようになったのは2年ほど前のこと。同協会理事長がギャラリーを訪れ、顔彩による自身の桜の絵を披露したのがきっかけ。「自分も」と意気込み、合計63点を仕上げた(F3号サイズ)。 「桜を描くのは難しい。でも自分の表現ができる楽しさがある」。山口さんのスタイルは、例えば同じ果物でもりんごを描く際とみかんを描く際は、技法や材料を全て変えるそう。「その追及が好きで」。作品はギャラリーで鑑賞できる(要飲み物代)。

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