北野、恩方で活動
市内唯一の少年硬式野球「八王子リトルリーグ」(八王子リトルリーグ野球協会)が今年、創設50周年を迎えた。
「(スポーツの習い事と言えば)50年前は野球くらいしかなかった。その当時、各地で色々なチームができました」。八王子リトルリーグの創設は1971年。スタート時について事務局長の土田雅之さんはそう振り返る。土田さんは97年に長男が入団して以来、チームに携わる。12年ほど前から事務局長を務めている。
リトルリーグはアメリカを中心とした世界的な組織。国内で12連盟183リーグが活動している。「八王子」は東京都連盟の南多摩ブロックに所属する。
対象は幼稚園の年中程度から小6(中1の夏)まで。現在の部員数は45人。2学年ごとにチームを作っている。指導者は13人。練習は北野町、あるいは下恩方町のグラウンドで行っている。
全日本準優勝も
これまでリトルリーグの全日本選手権に2度出場した実績がある。1989年、2015年で15年のときは準優勝だった。優勝をするとアメリカでの世界大会に進むことができるので、チームは「リトルをやっている以上、世界一をめざしたい」としている。ただ、「東京はレベルが高いからなかなか難しい」とも。
チームの特徴について土田さんは「積極的に打つ点」と話す。練習は「8割はバッティング。小さいころからやっていれば、あとで役に立つ。あとは徹底的に走って足腰を鍛える。1、2時間は走る」とも。コーチ陣は日大三高など「強豪校」の出身が多く、チームとしてはこれまで西武ライオンズで活躍した高木大成さん、中日ドラゴンズの遠藤政隆さんらを輩出した。
来年に大きな目標
50年を迎えたことについて土田さんは「そんなに経ったのか、という感じ」と感慨深げ。一方、「硬式球は危ない」というイメージからグラウンド探しに苦労し、様々な場所を転々とした過去もある。「子どもたちは毎年入ってくるが、毎年巣立っていく。そう考えると変わらないのはグラウンド。子どもや保護者の方々にはもちろんだが、こうしてグラウンドが使えることに感謝したい」
来年は全日本選手権のメイン会場が八王子となる。「ぜひ出場し優勝したい」。大きな目標に向かって記念の年がスタートした。
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