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八王子 文化

公開日:2023.06.29

八王子の夏を藍で彩る
着物プロジェクト〈後編〉

  • きれいに染め上がった反物に笑顔がこぼれる =6月8日・野口染物店で撮影

    きれいに染め上がった反物に笑顔がこぼれる =6月8日・野口染物店で撮影

  • 芸妓衆らが藍染の工程を見学

    芸妓衆らが藍染の工程を見学

 「八王子の染物店で染めた夏着物(ゆかた)を、八王子まつりで芸妓衆が揃いで着ていたら、さぞ壮観だろう」--。そんな遊び心から生まれたプロジェクトが、八王子で和装や伝統文化に携わる人々の手で進められている。

 創業111年の荒井呉服店(八日町)、江戸時代から200年続く野口染物店(中野上町)、明治時代に桑都八王子の染織産業の発展と共に栄えた花街を源流とする八王子芸妓衆。プロジェクトはこの3者を中心に、野口染物店の藍染を扱う日本橋「竺仙」の協力も得て、昨年の晩夏から始まった。

 野口染物店が現代に伝える藍の型染めの伝統技法「長板中形(ながいたちゅうがた)」。その制作工程を知りたいと、芸妓衆も昨年10月の柄選び以降、糊付・型置き、豆汁引き、藍染めなどの作業を見学していた。

 今年6月、ついに染め上がった13反の反物が披露された。柄は扇や蝶、竹、更科など。生地の表裏の柄を寸分違わずぴたりと合わせて染めることで、藍と白のコントラストを一際引き立たせる職人技に芸妓衆も深く感銘を受けていた。

7月にお披露目会

 八王子花火大会が開かれる7月29日(土)に、中町の桑都テラスで「お披露目会」が催される。午後2時から、揃いの夏着物を着た芸妓衆が登場。3時からファッションショーも予定している。

 今回のプロジェクトを主導した荒井呉服店の荒井哉子代表は「八王子の歴史ある文化や技術を地元の皆様に知って頂き、八王子らしい『実直な美しさの景色』が生まれることを私たちも楽しみにしている」と語った。

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