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八王子 社会

公開日:2023.10.05

ペットボトル循環利用へ
コカ・コーラと市 協定

  • 協定書を手にする近藤部長(左)と石森市長

 2050年の二酸化炭素排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を表明している八王子市は9月29日、家庭から回収した使用済みペットボトルを新たなペットボトルとして再生する「水平リサイクル(ボトルtoボトル)」事業でコカ・コーラボトラーズジャパン(株)(本社=港区)と協定を締結した。

 これまで回収されたペットボトルは衣類や繊維製品などさまざまな品物に再生されており、一度別の品物になると再びペットボトルに戻すことは難しかった。今回の協定により、家庭から回収された全てのペットボトルを用途を変えずに再生できるようになった。

 これにより原油から新たにペットボトルを製造するのに比べてCO2発生量を1本あたり6割低減できるほか、リサイクル量の増加とリサイクル率の向上、市と同社が市内で環境教育を実施することで市民の資源化意識向上などが期待されている。

2千トンを再生

 協定締結式で石森孝志市長は「これを機に市民・事業者・行政が一体となった環境保全の取り組みをさらに進めていきたい」と述べ、同社サステナビリティ企画部の近藤彩子部長は「持続可能な環境経済・社会の実現のために尽力する」と応じた。事業期間は10月1日から2024年3月末までで、解除の申し出がない限り自動延長される。市はリサイクルの概算予定量を23年度は約830トン、24年度は約2000トンと見込む。

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