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八王子 スポーツ

公開日:2024.01.01

地球3周分、12万キロ走破
狭間町 上林(かんばやし)さん(80)

  • ホノルルマラソンで入賞した盾を持つ上林さん

    ホノルルマラソンで入賞した盾を持つ上林さん

  • 優勝した東京マスターズロードで走る上林さん(2019年)

    優勝した東京マスターズロードで走る上林さん(2019年)

 地球1周分の距離(外周)は約4万キロ。3周分にあたる12万キロを走破した市民ランナーが狭間町にいる。上林功さん(80)だ。35歳から走行距離の記録を取り続け、昨年12月6日、45年間をかけて走り抜いた。「昨年の1月に、今年中に達成するぞと誓った。叶えることができて嬉しい」と話す上林さん。

 上林さんが「地球3周分」に気付いたのは、現在所属する「八王子走ろう会」のメンバーの一言がきっかけ。記録していた走行距離が10万キロを超えた時に伝えてみたところ、「もうすぐ地球3周分だね」と返事が来た。「自分では全く気付いていなかった。そこからは残りの距離を計算して。月250キロを走れば2023年中に達成できると意識して走った」

走行距離記録開始

 マラソンに出会ったのは30代前半。はじめは季節の良い時季にしか走らないシーズンランナーだった。35歳から年間を通して継続的に走り始め、走行距離の記録をつけ始めた。当時はまだアナログの時代。大きな地図を買い、定規とタコ糸を使って縮尺を計算し距離を割り出していた。現在はウェブサイト「ジョギングシミュレーター」を利用し、より正確に計測している。「サイトを知ってからは、昔よく走っていたコースや、アナログで割り出していた距離を測りなおした。できる限り正確な数字になるように」と、強いこだわりを見せる。

 上林さんは商学部を卒業しており、自動車関係の会社で総務部経理課に勤務していた経験を持つ。数字には強い方だ。振り返ると、地球1周目は会社に勤めている時期。経理から販売に出向して仕事が忙しくなったり、怪我が続いたりして数カ月から1年以上走れなかった期間もあった。地球2周目は54歳ごろに突入。各地で開催される大会にも挑戦し、111ものレースに出場。その内38レースで入賞し4回優勝を果たしている。自己ベストもこの時期に記録。56歳で参加したハーフマラソンで1時間24分31秒、59歳時のフルマラソンで3時間4分59秒という。地球3周目は68歳から。狭心症と向き合いながら、自分でメニューを組んで励んできた。月間最高距離は70代でも伸び続け、74歳の時には1カ月で453キロ走った。

強い意志と手が届く目標

 計画を立てても体調や怪我、さまざまな理由で中断してしまうこともあるが、上林さんはコツコツと実行してきた。秘訣を尋ねると、「強い意志」と「手の届かない目標は立てないこと」と答えた。「本来は気が弱いタイプなので、目標や計画も人には言わない。プレッシャーに感じてしまうので。達成した後に伝えるね」とはにかむ。

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