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八王子版 公開:2024年12月12日 エリアトップへ

中学野球 地域移行 地元企業も応援 オール八王子桑都クラブ

教育

公開:2024年12月12日

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選手に新品のユニホームを手渡す岩崎さん(右)
選手に新品のユニホームを手渡す岩崎さん(右)

 中学軟式野球のクラブチーム「オール八王子桑都クラブ」(川上一樹代表)に12月4日、寺田町の有限会社岩崎鉄筋(岩崎盛司社長)から新品のユニホームが寄贈された。中学校部活動の地域移行に伴い、今年10月に発足したばかりの同クラブ。地域で安定して野球ができる環境を提供することを目的に活動を始めたクラブを、地元企業も応援している。

部活動改革の受け皿に

 少子化による部員減少や指導者不足などの影響で、十分に活動することができない学校が増えている中学校の部活動。とりわけ人数が必要な運動部では廃部を決断する学校がある一方で、拠点校方式による統合やクラブチームなどへの地域移行が進められている。

 明神町にある市立第五中学校(鴨狩淳一校長)の野球部も例外ではない。部員・指導者不足のため、校長と副校長が顧問を兼ね、練習は外部指導者を招いて週2回という状況になっていた。市内には同様の状況にある学校も多く、来春には市内にある市立中学校の野球部が半分になると言われている。こうした状況の中で誕生したのが同クラブだった。

心身を育む

 野球経験者や少年野球チームのコーチなどを務めた指導者が揃い、練習日は土日を含む週5日、第五中学校のグラウンドを使用する同クラブ。市内を中心に小学5年生から中学3年生までを対象に受け入れ、現在は27人が所属している。石川中学校(久保山町)1年の森工海さんは「学校の野球部がなくなってしまったので、野球を続けられる場所が見つかってうれしい。高校でも続けられるようにここで頑張りたい」と練習に励む。

 発足から2カ月、川上代表は「野球が上手くなるだけじゃない、協力や思いやりの心を育む指導をしていく」と語る。一方、虎見真孝監督は「質の高いコーチ陣や学校の設備が使えるという恵まれた環境を生かし、技術面だけでなく野球頭脳も鍛えて、全国大会に出場できるチームにしていきたい」と目標を掲げる。

地域で支える

 ユニホームを寄贈した岩崎社長は第五中の卒業生。野球部のOBでもあり、現在の校舎の鉄筋工事も手がけた。贈呈式では「みんなを応援したいという鴨狩校長や川上代表の熱い思いが伝わり、スポンサーになることを決めた。このユニホームを着て、力を合わせてチームを伸ばしていってほしい」と選手らにエールを送り、鴨狩校長は「地域の人たちが支えてくれていることに感謝して、日々練習に励んでほしい」と呼びかけた。

 同クラブへの入会、協賛などの問い合わせは公式HPやSNSから。

野球経験者らが指導
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