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八王子 社会

公開日:2026.11.05

東京造形大学・サンマルク 「美術館レストラン」始動 学生アートを店内展示

  • 手がけた作品『無題』の前に立つ土橋さん

    手がけた作品『無題』の前に立つ土橋さん

  • まるで美術館のようなレストラン

    まるで美術館のようなレストラン

 宇津貫町にキャンパスを構える東京造形大学の学生が手がけた美術作品を店内に展示する「美術館レストラン」の取り組みが、ベーカリーレストラン サンマルク 多摩南野店(多摩市鶴牧)で10月21日から始まった。同日に関係者を招いた内覧会が催され、絵画などの色彩豊かな作品がお披露目された。

 今回の取り組みは、カフェやレストランなどの外食チェーンを全国に展開する(株)サンマルクホールディングスによる産学連携事業の一つ。「これからの時代に必要とされるレストランは美味しいだけでなく楽しんでもらえる空間である」との思いから企画された。発案者である同社執行役員の野橋会京さんは自身の経験から、「地域に住む人が、日常的な食事の場で気軽に美術作品に触れられる空間作りがしたい」と美術館レストランの取り組みをスタートさせ、2025年10月に岡山県の店舗での展開を皮切りに実績を重ね、多摩南野店は全国3例目となる。

約300点から選抜

 展示作品は、野橋さんが同大を訪れ、学生が手がけた約300点以上の作品を一点ずつ鑑賞して選定。絵画専攻領域で学ぶ学生7人による全8作品が選ばれた。その1人である土橋麻子さん(4年)は、「まさか自分の作品が選ばれるとは思わなかったので素直にうれしい。お客さんには、『可愛い』『どういう意味があるんだろう』など、ぜひ興味を持って鑑賞してもらえたら」と期待を込めた。

 同大の生嶋順理学長は「食と美術を通じて、人と人、大学と地域を繋ぐ新しい場所になってくれたら。学生にとっても、今後の制作活動に良い影響を与えると思う」とし、「今回いただいたチャンスを足がかりに、学生の作品をどう社会へ発信していくか模索していきたい」と展望を語った。

 学生たちは作品制作のみならず、店内の設営にも参画。プロジェクションマッピングを取り入れた演出も用意され、幻想的なアート空間が広がっている。

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