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公開日:2026.08.13

多摩市平和展 風船爆弾、PTSDに焦点 市民の手により35年

  • 「風船爆弾 気密度検査(満球テスト)」記録作家林えいだい記念ありらん文庫資料室所蔵 明治大学平和教育登戸研究所資料館提供

    「風船爆弾 気密度検査(満球テスト)」記録作家林えいだい記念ありらん文庫資料室所蔵 明治大学平和教育登戸研究所資料館提供

 第35回多摩市平和展が8月16日(日)から8日間にわたり、パルテノン多摩で開催される。1991年に市議会で「核兵器のない平和な地球をつくる都市」宣言が採択されたことを契機に始まり、35年続けられてきた平和展。市民の手により企画される催しで、平和について考えさせられる内容となっている。

 平和展は、多摩市とともに市民参加型の実行組織となる多摩市平和展市民会議との共同主催で毎年行われている。パルテノン多摩を会場に、戦争の悲惨さや平和の尊さを伝える展示などを実施。例年、ゲストを呼んだ講演や写真展、被爆地派遣に参加した子どもたちの報告などの企画が連日開催される。

 今回は「今の世界は怖いですか あなたの声が平和をつくる」といったメッセージがこめられている。16日のオープニングイベントでは、戦争によるPTSD問題に迫る。「戦争が人間にもたらす深く長い影と傷〜復員日本兵、その家族とPTSD〜」と題し、講演会と上映会が行われる。午後2時から。

 21日(金)には、「ぼくは風船爆弾」上映とトークショーが開かれる。高橋光子さん原作「ぼくは風船爆弾」の映画化作品。風船爆弾を擬人化した主人公「ほくと君」の視点から、戦争の悲惨さなどをアニメと実写を交えて伝える。午後2時から。上映後、松村克弥監督と俳優の城之内正明さんのトークショーがある。多摩市くらしと文化部平和・人権課では、風船爆弾から「加害の歴史」と学徒動員の実態に向き合い今も続く紛争と若者の社会復帰に向けた取り組みを伝えるとしている。

被爆地派遣報告も

 明治大学平和教育登戸研究所資料館企画展「風船爆弾作戦と本土決戦準備―女の子たちの戦争―」や今年度の多摩市子ども被爆地(長崎県)派遣成果報告会(23日(日)午後2時から)など多数の企画が実施される。

 阿部裕行市長は「PTSDの問題は多く、実行委員に携わる方々はよく考えて企画してくれている」と話していた。開催時間は午前10時から午後8時まで。すべてのイベントの事前申し込みは不要で当日先着順になる。

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