しらかしのいえボランティア協議会環境管理部会で米作り事業を指揮する 鈴木 栄さん 上草柳在住 73歳
米作りで笑顔実らせる
○…泉の森の水車小屋横に10坪ほどの小さな田んぼを作り、田起こしから精米まで行う米作り事業の指揮をとって5年以上になる。10年以上続けているしらかしのいえボランティア協議会ではパトロールや植物の手入れをしながら、市民が自然と触れ合える催しを随時企画している。「初めて体験する小さな子どもから、懐かしさを味わってくれるお年寄りまでみんながニコニコしてくれるのがうれしいね」と微笑んだ。
○…生まれ育った栃木県の実家で母の農作業を小さい頃から色々と手伝ってきた。米作り事業の話が持ち上がったときにメンバーは農業の知識や経験がない人ばかりだったこともあり、自然と指揮をとることになった。たくさんの作業を説明するところから始まった事業も、今では10キログラム以上の米が収穫できるほどになった。「農作業のこととなると何かと頼られちゃって大変なんだよ」と言いながらも、どこか満足そうな表情を見せた。
○…妻と二人暮らし。ボランティア協議会のほかに青少年指導員の活動や仲間と楽しんでいるグラウンドゴルフ、自分の畑の農作業など、毎日忙しく動き回っている。退職後に知人がいる長野県に200坪ほど土地を借り、月に1度通いタマネギやジャガイモなどを育てる。「たくさん獲れたときや大きな野菜が実ったときは倍以上のうれしさがあるね」と目を細める。離れて暮らす3人の孫たちは予定を合わせて頻繁に遊びに来てくれる。「長野にみんなで出かけたりもするが、家でゆっくり学校の話を聞いたりするのが幸せだね」。
○…今後も自然観察センターと協力し、市民が参加できる催しを企画していく。現在はしらかしのいえの裏で竹炭焼きを行っており、見学もできる。できた竹炭は販売し、売り上げは市の緑化活動のために寄付している。「一年中、様々な植物や生き物が人を楽しませてくれる泉の森を守っていきたい」。
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