大和 人物風土記
公開日:2012.03.02
災害時に役立つ料理教室の講師を務める
熊谷 綾子さん
上和田在住 70歳
探究心が元気の源
○…「もしもの時でも、ご飯が美味しければきっとなんとか元気が出る」と明るい笑顔。お湯とかつお節でできる絶品スープや切干大根を使ったサラダなど、普段から家にある材料で作るエコクッキングを伝授。「炊飯器なんて無い時代に生きてきたばあちゃんの知恵を、今の若いお母さんたちに伝えたい」と意気込む。
○…市内外の料理教室に出向く、現役の薬膳講師。33歳の時、3人目の子どもを出産直後に突然体調を崩した。起き上がれないほどの症状に、どの病院も「原因不明」のひと言。「小さな子どもを抱えて今死ぬわけにはいかない」とわらにもすがる思いで、食事療法を試してみた。10年をかけてゆっくりと、でも確実に改善。「食の底力はすごい。でも、とにかく不味くて」と苦笑い。40歳を過ぎた頃に薬膳を知った。「健康にもよく、おまけに美味しい所にピンときた」と勉強を開始。中国に短期留学も果たし、国際中医薬膳管理師の資格も取得。気付けば教える立場になっていたという。現在も探究心は変わらず、月に1回は、都内で漢方を学んでいる。
○…大和市の農家に生まれる。5人兄弟のしっかりものの長女。「じゃじゃ馬ではねっかえり。無理だと言われるとますますやる気になる」とにっこり。「これからの時代、女も手に職」と洋裁の職業訓練所に飛び込み、鶴間の洋裁店に就職。お茶目な性格と真面目な働きぶりで一躍人気者に。ただ女だらけの職場、恋愛は奥手。そんな乙女心を溶かしたのは、消防士のご主人。「たくましい姿に一目ぼれ」と頬を染める。山登りの趣味も合い結婚。3人の子宝にも恵まれた。
○…「家にはじっとしていられないの」とスケジュール帳には予定がびっしり。中国、韓国、イタリア、アメリカと、友人と海外旅行にでかけることも。「年をとるたびに、やりたい事がどんどん増える。だから健康でいなくっちゃね」と元気いっぱいに笑った。
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