大和南 9年連続で「春高」切符 初の全国制覇に期待
「春高バレー」の愛称で知られる全日本選手権大会への予選会を兼ねた「神奈川県高校バレーボール選手権大会」の決勝戦が10日に藤沢市の秋葉台体育館で行われ、大和南高校女子が市立橘(川崎市)に勝利して昨年に続き連覇を達成。9年連続10度目となる春高出場を決めた。
市立橘との決勝戦も春高バレー出場と同じ9年連続となった。井上和昭監督が「選手全員の動きが硬かった」と振り返ったとおり、第1セットはサーブレシーブでミスを連発。ユース日本代表で、チームのエース・白井美沙紀選手(2年)も厳しくマークされ、24-26で落としてしまう。続く第2セットは監督の指示により、同じくユース日本代表の宮本菜月選手(2年)がセンターからの攻撃を展開。綿引菜都美選手(3年)のブロックなども決まりだし得点を重ね、25-16で奪取した。本来の動きを取り戻した第3セットは、市川彩選手(1年)らが躍動。最後は福田春奈主将(3年)がスパイクを決め25-15で勝利した。
これで大和南は新人戦、関東予選、インターハイ予選、春高予選の県内で行われた全大会を制覇。創部から初の4冠チームとなった。
全国制覇に一丸
今年の大和南は平均身長174cmと全国でも上位。井上監督によれば、ブロックで点が取れるようになったこと、昨年4月から取り組んできた2セッターが機能してきたことが、チームに新たな力を生み出しているという。
7月に全日本ユースに選出された白井、宮本両選手を欠いたインターハイではベスト8、2人が合流した9月の国体ではベスト4に進出した。井上監督は「全日本ユースに選ばれたことで2人が成長してくれた。さらに、2人の穴を埋めるべく他のメンバーも自覚を深め、力をつけてくれた。全国の頂点を狙える位置にいると思います」と話すなど、手応えを感じているようだ。
対戦相手の決まる抽選会は12月1日、春高バレー本選は1月5日・6日・7日・11日・12日の日程で、東京体育館で行われる。
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