大和 人物風土記
公開日:2014.05.09
大和商工会議所青年部会長に就任した
清水 紀行さん
下鶴間在住 41歳
人とふれあい成長を
○…このほど部員57人の商工会議所青年部の新会長に就任した。「商工会議所が目指す地域経済の発展に協力という方向性のなかで、自分たちのやりたいことを自発的に生み出し取り組んでいきたい」と抱負を語る。14年度のスローガンは『想いをかたちに未来へ』にした。「青年部に入ってくる人たちのそれぞれの想いをかたちにし、活動を次の世代につなげていきたい」という自らの気持ちを込めている。よりよい団体として歩んでいきたいという信念は人一倍だ。
○…明日10日と11日に開かれる市民まつりでは、西側プロムナードで青年部は警備などを担当する。物販ブースでは初めて「カジキスティック」の販売を手掛けるという。本番前に試食会も開いた。「材料は復興支援も兼ねて気仙沼から仕入れます。飲食店をやっているメンバーを中心に味付けの工夫も重ねましたよ」と笑顔に。今月下旬には会員同士の親睦を深めるバーベキュー大会を開くなど、手帳が次々に埋まっていく。「7月には阿波踊り、11月は産業フェアのお手伝いを。少子化時代、出会いの場の創出事業も今後の会議で検討していきたい。活動には広域連携や視察研修などもあります」と説明する。「経済状況は依然厳しいが、顔を出していれば楽しいと思える会にしたいですね。新部員にもぜひ入ってもらいたい」
○…大和生まれの大和育ち。父が社長の税務会計事務所に勤務し、税理士として日々の業務をこなす。「若い頃は自由派だったんですが…」と茶目っ気のある表情に。中学、高校ではサッカーを。大学卒業後、29歳で入った青年部が縁となり始めた草野球は今も続けている。最近は練習に行く時間がなかなか取れないという。その分、付き合いなどで飲む機会が増えた。美味しいもの好きで趣味の範疇にもなっているよう。「人は人とふれあうことで成長していく」と語る新会長。その手腕に期待が集まる。
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