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大和 文化

公開日:2016.09.16

薬王院
伝統の「双盤念仏」響き渡る
市の重要無形民俗文化財

  • 無病息災を願い唱えられた「双盤念仏」

 上和田にある浄土宗信法寺の別院「薬王院」で9月7日と8日、「双盤(そうばん)念仏」が実施された。双盤念仏は、1976年に大和市重要無形民俗文化財に指定されている。

 この念仏は、1974年に結成された上和田薬王院双盤念佛保存会が行い、「双盤鉦(がね)」という鉦と太鼓の音に合わせて念仏を唱えるもの。音声に抑揚をつけて長く引き伸ばして阿弥陀(あみだ)仏の名を繰り返し唱える「引声(いんぜい)念仏」の一種。同院の双盤念仏は、鎌倉光明寺から伝わったものとされ、無病息災と家運隆昌のご利益があるといわれている。毎年、薬王院の本尊である薬師如来の縁日である9月8日とその前日に実施されている。

 薬王院の本尊は、薬師如来座像。この像は秘仏で、12年に一度、寅年に開帳されている(次回の開帳は2022年)。申年の今年は、半開帳として6日から9日の朝まで厨子の扉が半分開かれ、薬師如来を拝むことができた。

 双盤念仏は、7日と8日に渡って複数回、そして6日と9日に行った厨子の扉の開閉時にも実施された。8日夜には、信法寺の住職による「回向(えこう)」と併せて、双盤念仏が響き渡った。

 また、境内では眼病に効能があるという「薬師生姜」(芽ショウガ)が販売された。鎌倉時代の武将・和田義盛が眼病治癒を薬師如来に祈ったところ全快したので、一堂を建て薬師如来をまつったと伝わっており、薬師如来は眼病に霊験があるとされている。

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