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公開日:2017.07.07

福田北地区
進む「草の根」高齢者ケア
桜ヶ丘中央病院が協力

  • 健康遊具の使い方を教える小野さん(中央)

  • 笑いの絶えない「コグニサイズ」

 超高齢化社会を迎える中、自治体には地域の特性に応じた「地域包括ケアシステム」の構築が求められているが、市内福田北地区(柳橋2・3・5丁目、福田1〜8丁目)では、地元の地域包括支援センターと桜ヶ丘中央病院の協働による出張講座が実績を上げている。

 「地域包括ケアシステム」とは、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるための包括的支援体制のこと。厚労省では、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、自治体が地域の特性に応じたシステムを作ることを推進。地域包括ケアの実現に向け、大和市は地域包括支援センターを市内に9つ設置している。

 市社会福祉協議会が受託する福田北地域包括支援センターでは、地域の要望も受け、2014年から桜ヶ丘中央病院と協働の出張講座を開始。15年度は30回、16年度は80回開催し、今年は更に上回る見込みだ。

「先例なし」画期的取組み

 6月28日には、福田地区の老人会「ゆめクラブ新和会」(山澤久会長)で講座を開催した。講師を務めたのは桜ヶ丘中央病院リハビリテーション科の小野雅之さんと岩淵裕和さん。前半は近くの公園で健康遊具の使い方をレクチャーした。初めて健康遊具を使ったという女性は「リハビリ専門の方なので、自分のできる範囲でアドバイスをくれる」と少し息を弾ませていた。

 その後は自治会館に移動し、認知症予防体操「コグニサイズ」などについて講義を受け体操を実践。声に出して数を数えながら手足を動かす運動で、参加者は「難しい」と笑顔で取り組んでいた。最後は、お茶を飲みながら体の悩みや日常生活について話し合っていた。

 この協働事業で中心的役割を担う小野さんは「私のような専門職が行政ではなく地域住民の要請に応じて出向く『ボトムアップ』の仕組みは、他ではほとんど先例がない。日頃から地域の高齢者の方と関わりをもてるので有意義」と話した。

 新和会の山澤会長は「会のメンバーは意欲的に参加してくれる。小野さんの話は毎回ためになるので楽しい」と話した。

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