神奈川県の真ん中。地元・大和に根を下ろし、大手や老舗と伍して活躍する企業人がいる。本紙では、そんな大和で人との繋がりを力に、輝く人にスポットを当てる。第1回は、株式会社YAMATO保険(市内鶴間)の代表・河内孝彰さん(34)。
日本一敷居の低い保険代理店
車の営業マンで保険を取り扱ううち、保険の方が「顧客の人生に寄り添える」と考えた。4年半で外資系の生命保険会社へ転職。今度は「せっかくなら(生命保険以外)全部取り扱いたい」と3年後に独立。この4月で5年を迎えた。
「感謝されることの方が多い仕事。やりがいを感じる」と屈託なく笑う。地元・大和で独立したのは「保険は入口より出口の方が大切。地域に根差した形が一番」と冷静に分析する。
保険料は日本中どこでも同じ。値引きもできない。そのため「営業マンのレベルが出る」。そんな業界で「自分にしかできない」と豪語するのが、出口の部分のアフターフォロー。24時間保険のことを考え、顧客に時に寄り添い、時に諭し、時に安心させる。保険を扱うことで、これまで以上に仲良くなれた人も数多い。「断られた人から紹介してもらったこともありますよ」。
最近では「会社の内情も知ってもらって、無理を言う人も少ないですよ」と笑う。同級生のスタッフからも憧れの存在として一目置かれている。目指すのは日本一敷居の低い保険代理店。「コーヒーを飲みに来てくれるだけでもOK」とまた笑った。
仕事も遊びも負けず嫌い
豪快な笑い声がトレードマーク。地元では「SARUさん」の名の方が、通りが良い。高校時代から続けているダンスが趣味で、仲間とチームを組み、ヒップホップやブレイクダンスを踊る。結婚式での余興や大会にも出場する。どんな時でも笑顔を絶やさないのは、負けず嫌いが故。「仕事も遊びもできることを見せたい」。決して強がりではない笑顔で答える。
理容室でのカットはオンとオフを入れ替えられる「至福の時間」。営業マンとして最低限の身だしなみのつもりだが、眉毛カットだけに来店することも。タバコの臭いの付きづらいワックスでヘアスタイルを固めてもらうと、笑い声を残して、店を後にした。
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