市内中央林間在住の蛭川紗月さん(39)が7月15日に茅ヶ崎で開催された「湘南オープンウォータースイミング(OWS)茅ヶ崎2019」で優勝、初代女王に輝いた。
大会には男女約300人が出泳。選手たちは一斉に茅ヶ崎の海岸から沖合に向けて泳ぎ、直線で数字の「9」を描くように2周し、再び海岸に戻る5Kmのコースで順位を競った。
当日は「ウエットスーツをきてちょうど良い」(蛭川さん)位という気温の中、初代女王を狙い、意気込んで海の中へ。波高により、目標となる海面のブイが見えづらくなると方向感覚が捉えにくいOWSで、蛭川さんは1周目を男子の3位グループの選手らと並走。順調に距離を稼いだ。しかし2周目からついていけず独泳となり「女子の1位かどうかも分からないまま」ゴール。ふたを開けてみると2位に10分近くの差をつけ優勝。男子を含めても8位に入る好記録をマークした。「応援に来てくれた友人らを待たせることなくゴールできて良かった」と周囲に気を配る余裕を見せた。
OWSで水泳熱再燃年20回マスターズ出場
1歳の頃からベビースイミングに通っていた蛭川さん。小学1年生から選手コースで力をつけ、高校時代には高校総体、日本選手権にも出場した実力の持ち主。
大学までで一区切りをつけたが、社会人2年目の2004年、地方勤務時に博多湾横断スイムを知り、挑戦。「海での泳ぎはしんどかった。学生時代できたことができなくて」と衰えを感じた一方、「忙しい中、練習時間を捻出して、『やっぱり水泳が好きなんだな』」と自覚したという。
10年前に大和市役所に転職。同僚らと日本実業団水泳大会に出場するうちに水泳熱が本格的に再燃する。現在は、5歳刻みの年齢別で争われる「マスターズ」に月に1、2回、年間20回も出場する。
練習は、地元中央林間のスポーツクラブを中心に、横浜や相模原のプールで仲間と一緒に練習することもある。1時間で3Kmほど泳ぎこむ。オーバーワークなどもあり、酷い腰痛に悩まされたこともあったが、ストレッチ等体のメンテナンスに時間をかけ、今では大きな故障もない。
次の目標は18日(日)、韓国での世界マスターズ水泳。平泳ぎをメインに自由形、背泳ぎなど4種目に出場。翌週には岐阜県で行われる日本スポーツマスターズにも女子チームの”自称”キャプテンとして出場する。
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