第54代大和警察署長に着任した 加藤 秀雄さん 大和東在住 58歳
豪快な人柄に溢れる熱意
○…全国から幹部候補の職員が集まる警察大学校で主任教授を務め、今年3月に大和警察署に着任した。管内の印象は「大和市は駅前が繁華街で賑わう一方で、基地もある。綾瀬市は畑や工業が盛んで昔ながらの人が多いね。管内は広く人も多い。その分責任を感じるね」。着任した初日に大和署の署訓「正しく、明るく、強く、親切に」を見て「警察の原点を示す言葉だと思った」と身を引き締める。
○…横浜市港南区の出身。警察官を志したのは高校生の時。当時流行っていた『太陽にほえろ!』や『刑事コロンボ』を見て刑事への憧れを抱き、高校卒業後18歳で警察官の道へ。暴力団対策課や国際捜査管理官付補佐心得などに配属され、刑事として最前線の事件に携わった。数年前、危険ドラッグによる事件・事故が社会問題化したときは、薬物銃器対策課長に。当時を振り返り「全国の警察と連携しながら動いた。常に危険と隣合わせだったけど、その場その場の判断で動いていくしかないから」とあっけらかんと笑う。
○…妻と長男、長女、次女に愛犬を加えた「6人家族」。付けたマスクを指さし「これは娘の手作り」と顔をほころばせる。昨年は妻と愛犬と北海道旅行へ。愛犬を連れていくため、飛行機でなくフェリーを選ぶほど溺愛している。「家を空けることが多いけど、たまに帰るとすり寄ってきて熱烈に歓迎してくれる」と照れ笑いを見せる。
○…3年前には経験や年齢を加味され「柔道六段」を取得。「万が一の時のために体を鍛えておくことは大事だね」。署訓にある「親切に」を胸に地元の人の意見を大切にしていきたいという。「警察署や交番は地域とつながる原点だから」と軽妙な語り口ながら、その眼差しは熱い。
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