大和 社会
公開日:2020.09.11
「風化させない」思い強く
舘野鉄工所墜落事故慰霊祭
56年前に市内上草柳の舘野鉄工所に米軍のジェット戦闘機が墜落し、5人が亡くなった事故の慰霊祭が8日、墜落現場に建立された慰霊碑の前で行われた。
慰霊祭には、厚木基地爆音防止期成同盟、大和市平和委員会、大和の空を考える市民ネットワーク、憲法九条やまとの会の4団体で作る慰霊実行委員会のメンバーを中心に32人が参列。善徳寺の柳沢樹丸住職の読経後、参列者が焼香した。遺族の舘野義雄さんは都合で不参加だった。
事故は、東京五輪を1か月後に控えた1964年9月8日、厚木基地を離陸した米軍ジェット戦闘機が、エンジンの故障のため墜落。鉄工所の従業員や義雄さんの兄3人を含む5人が死亡、3人が重軽傷を負った。墜落現場の鉄工所敷地は、危険区域に指定され、現在は国有地に。慰霊碑は、事故から50年の節目となった2014年に、南関東防衛局の認可を得て、新しく建立された。以来、有料で借り受け、毎年国有地内で慰霊祭を開始している。
実行委員会の共同代表の一人、宮応勝幸さんは「このような事故が大和で起きたことを、特に若い人たちに知ってもらえるよう、誰でも自由に慰霊できる場にしてほしい」と訴えた。同じく共同代表の大波修二市議は「慰霊碑を含む国有地を慰霊公園とすることは、基地返還を求める大和市にとって大切な意味を持っており、市長には決断してほしい」と理解を求めた。
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