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大和 人物風土記

公開日:2020.11.13

大和JCの川柳コンテストのポスター原画を描いたチョークアーティストの
金城 まみさん
西鶴間在住 33歳

チョークアートで恩返し

 ○…着色顔料に油を混ぜたオイルパステルで特殊な塗料を塗った黒板に描くチョークアート。「絵が仕事になる」と可能性を感じ、教室に通い始めて8年。4年前には南林間に教室を開校し、活躍の幅を広げている。

 ○…沖縄の生まれ。外で遊ぶより絵を描いている方が好きな女の子だった。キャラクターに綺麗な洋服を描くうち、夢に描いたのはデザイナー。ファッションと絵の両方が勉強できる女子美大へ進学し、上京した。アパレル業界に就職して3年が過ぎた頃、雑誌で見つけたのがチョークアーティストという仕事。「やっぱりファッションより絵を描く方が楽しかった」。自分の心に正直に、人生の舵を切った。「でも両親にはしばらく仕事を辞めたこと隠してました」と笑った。

 ○…初仕事は「一番最初のお客になるから」といってくれた友人の結婚式のウエルカムボード。会場に置かれた自作を見て「凄く映えていて、想像していたより良かった」と当時の喜びが蘇る。当初は知人に「お試し」で作っていた。その作品をインスタグラムにあげていくうち、少しずつ依頼が舞い込むように。『ずっと見ていました』『いつかお願いしようと思っていました』のコメントに「見守ってくれている人がいたことを知り、嬉しかった」と喜びをかみしめる。作品は海を渡り、ロンドンにオープンした寿司店にも飾られているという。

 ○…「南林間で多くの人とつながれたので、チョークアートを通して恩返しできれば」と始めたのが『シズルボード講座』。「お店の人が自分で描けるようになれば、日替りメニューが気軽に出せる」と文字のレイアウトや黄金比、上手な色の入れ方など3時間で看板職人になれる裏技を惜し気もなく教えている。

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