今シーズンから大和シルフィードのキャプテンを務める 濱本 まりんさん 福田の里勤務 26歳
個性活かす新キャプテン
○…「自分に声がかかると思って無かったので初めは驚きました」と新キャプテンの指名に最初は戸惑いを見せた。ただ「やるからには、悔いのないようにやりたい」と前向き。「一人で何かしようとかは思わず、意見を出し合える環境作りをしていきたい」とコミュニケーションを大切に考える。「それぞれの個性を最大限に発揮できる戦いを」とキャプテンとしてチームの化学反応を誘発させていく。
○… 京都府出身。保育園のサッカー大会で褒められたことがきっかけで、サッカー選手の道を歩み始めた。イメージ通りのプレーができた時の快感に魅せられ、成長を求め続け、21年になる。特長でもある独特のリズムとハードワークは、目標とする元スペイン代表でＪリーグ・ヴィッセル神戸のイニエスタ選手を彷彿させる。
○…昨シーズン、大和シルフィードに移籍。毎週試合をこなすタイトなスケジュールの中、18試合中16試合に出場。ＡＳハリマ戦では途中同点に追いつくゴールを決めた。それでも決定力不足に「まだまだ」と歯がゆさを感じている。現在は障害者施設などを運営する「福田の里」で働きながらの二刀流。忙しい合間の友人との時間や｢ゆっくり青空を眺める｣ひと時に至福を感じる。
○…いよいよなでしこ１部でのシーズンが開幕する。「すごくウキウキします」と新しい戦いを楽しみに待つ。キャプテンとしてシルフィードらしい粘り強さとひたむきさを前面に出せるよう、チームを引っ張る。目標はもちろん優勝だ。今期のテーマ｢レジリエンス｣はどんな逆境でも反発する、跳ね返す力を意味する。その力を後押しするのがサポーター。「ぜひチームの一員になった気分で応援していただけたら」と呼びかけた。
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