地球環境の問題を地域で幅広い世代に伝える 井上 直己さん つきみ野在住 43歳
環境変えるアクションを
○…取材場所として呼ばれたのは、南林間でオーガニック惣菜を扱うカフェ「アグラス」。自身が運営を手伝う市民参加型農園「なないろ畑」で獲れたオーガニック野菜を卸している。昨年度まで上智大学に出向し、地球環境の問題を研究。最近では役員を務める北大和小PTAで、同校に設置されたソーラーパーネルについて学んでもらおうとクイズイベントを開催したり、公所自治会のオンライン講座で気候変動と食の関係について語るなど地域で講義活動にも取り組む。「環境問題にアクションする楽しみを多くの人に知ってほしい」と呼びかける。
○…米国で生まれ、幼少期に大和市へ。北大和小学校時代は「目立ちたがり屋」な少年で、遠足のバスで演歌を熱唱したり、演劇部で人前に出るなど、クラスメイトを楽しませるのが好きだった。大学では、ビートルズ研究会でバンド活動、社会人になってからは社交ダンスにのめり込んだ。「振り返れば、ずっと表現することが好きだったんですね。それは今、人に伝える仕事にも繋がっているのかも」。
○…幼少期に見た『風の谷のナウシカ』が、環境問題を考えるようになった原点。国際的な舞台でも活躍したいという思いから、環境省に入省。30歳のときに英国に留学、環境政策や環境開発について学んだ。
○…帰国後、環境省で苦楽を共にした部下の妻と結婚。休日は子ども2人と「なないろ畑」で、有機農業に取り組むのが楽しみ。自宅のベランダではコンポストで作った肥料を使い、マスクメロンを収穫した。「ベランダでこんなにジューシーなものができるなんて驚いた」と目を輝かせる。菜食(ベジタリアン)生活は「実験しながら」やるのが楽しい。今後も実践しながら多くの人に伝えていく。
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