大和税務署長に就任した 大鳥 博之さん 中央在勤 59歳
公平性へ 実直な仕事人
○…今年30周年を迎えた大和税務署。税務の在り方も変化が求められる中、「ピンチはチャンス」と、前向きに現状をとらえる。トップとして、具体的対策として取り組むのは、税に関する各種手続きをインターネットで行う『e―Tax』の利用促進と、市内の関連団体と普及に努める「キャッシュレス納付」の推進。「コスト削減だけでなく、コロナ対策にもつながるので、積極的に取り組みたい」
○…青森県出身、大学進学とともに上京し、1985年、東京国税局に入局した。以来、「納税者から大切なお金を徴収させていただく。間違いのないのは当たり前。その上で平等な立場でありたい」と、正確性と公平性を心掛けてきた。入局後は、主に大企業や国際企業などを相手にしてきたが、税務署長の任務は初めて。「地域の税務署は税の根幹となる市民や中小企業が相手。現場主義を心掛け、なるべく納税者の生の声を聞いていきたい」と意気込む。
○…東京都世田谷区に奥さんと大学生の長女、長男、義母の5人で暮らす。赴任して1カ月余り。「都会から近く、交通の便が良いにも関わらず、自然も多く、生まれ故郷に近い人の温かさがありすぐ好きになった」と大和への印象を語る。日々の仕事に追われる中、趣味である読書、自転車、サウナは心が落ち着ける時間だ。
○…コロナ禍になって始めたのはダイエットと断捨離。特にファスティングにはまり、1日の食事回数を3回から2回に減らし、夜の8時以降は、何も胃袋に入れない生活を心がけている。ここ1年余りで体重は5kg以上落ちた。「一つのことを始めると、集中してつきつめる性分」と話す姿に、自分で決めたことは実直にやり抜く仕事人の一面をみた。
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