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大和 人物風土記

公開日:2022.09.02

「とちぎ国体」のサッカー少年男子に神奈川代表として出場する
折原 怜さん
大和高等学校在学 16歳

闘志あふれる守護神

 ○…10月に開催される「とちぎ国体」の出場権をかけて行われた関東ブロック大会では、控え選手として出場機会を伺った。勝てば本大会出場が決まる埼玉代表との大一番。出番は終盤にやってきた。同点で迎えたアディショナルタイム。PK合戦を見据えての抜擢だった。PK合戦では監督の期待に応え好セーブを連発。4対3の勝利にスタンドの両親も歓喜した。「本大会はスタメンで出られるようしっかり練習したい」とすでに気持ちを切り替えている。

 ○…父の仕事の関係で小さいころは神奈川と大阪を行き来する生活を送った。川崎市内の小学校でサッカーを始め、中学校は府内の強豪私学を選んだ。元々はサイドバックの選手だったが、チームの事情で中学2年の夏からゴールキーパーに転身した。

 ○…中学卒業後に神奈川へ戻り「文武両道を目指そう」と大和高校へ進んだ。1年生から正守護神としてチームをけん引。182cmの長身を生かしたプレーが関係者の目に留まり今春、国体の県代表に選ばれた。代表チームでは自身を除く15人がプロリーグの下部組織に在籍。「皆自分より数段レベルが高く、話しかけることもためらった」と振り返るが、今は違う。「関東ブロック大会を通して成長できたと思う。『公立の選手でもこれだけやれるんだ』という所を見せていきたい」と闘志を燃やす。

 ○…とちぎ国体に出場する京都代表や新潟代表には中学時代のチームメイトもいて、「皆と戦うことが楽しみ。成長した姿を見せられたら」と瞳を輝かせる。目標はもちろん優勝だ。「大好きなサッカーができることに感謝し、観ている人を感動させられるようなプレーをし続けたい」。少し照れながらも、力強い声でそう宣言した。

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