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公開日:2023.09.22

大和市
“古谷田路線”鮮明に
10月の組織改編で新体制

 大和市は、10月から市長室に「マーケティング課」を設置し、政策部に「総合計画担当」、文化スポーツ部スポーツ課には「スポーツのまち推進係」を置く。2課1係増となり、組織数は13部81課193係となる。5月に就任した古谷田力市長が構想に掲げていた広聴部署を強化し、新たな総合計画の策定に向けた体制づくりを固める。

 古谷田市長は市議会6月定例会の初日に所信表明演説を行い、社会的にも幸せな状態である「ウェルビーイング」を実感できる大和市にむけ「新たな市役所の扉を開く」必要性を訴えた。その方策の一つとして、市民の声を聞き政策につなげる新たな広聴部署の創設を掲げていた。

 新設されるマーケティング課では、住民ニーズの把握や精査・分析・調査、分析結果の各部門への共有、効果検証などを行う。2023年度は「市民の幸福度」を把握するためのアンケート調査を実施する。

 市秘書総務課によると、アンケートでは無作為に抽出した16歳以上の市民5千人に対し調査票を郵送し、回答を得る。設問内容を10〜11月にかけて検討し、12月初旬に発送予定。同課によると「幸福度」を尋ねるアンケート調査は初めて。

総合計画担当は25年3月末まで

 課に相当する総合計画担当が政策部に設置される。総合政策課は現行の11人から7人へ。総合計画担当は、25年3月31日までの時限組織で4人体制となる。

 古谷田市長は、25年度を初年度とする新たな総合計画の策定に舵を切る。総合計画は、行政の最上位にあたる計画で、現行の「健康都市やまと総合計画」は18年度に策定され、実施期間は19〜28年度までの10年間。23年度は総合計画の折り返しとなる前期基本計画の最終年度にあたる。

 スポーツ課は、スポーツ環境推進係とスポーツのまち推進係に分離・新設され、トップスポーツとの連携、総合型地域クラブの育成などを行う。

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