アマチュアキックボクシングの全国大会「RISE Nova 全日本ジュニアトーナメント」が2月18日、東京都千代田区の大手町三井ホールで開かれ、文ヶ岡小学校4年の小池隼斗君(10)が35kg以下級で優勝した。2月1〜5日にタイ・バンコクで行われた世界大会で優勝したばかりの小池君が、堂々の凱旋勝利を飾った。
トーナメントは階級別に2分1ラウンド制(決勝は1分30秒2ラウンド)で行われ、35kg以下級には10選手がエントリー。出場選手の中で最年少の小池君は、1回戦から自分より長身の選手とあたったが「少し緊張はしたけど、落ち着いた試合運びができました」と危なげない勝利で好スタートを切った。
続く2回戦は、過去に対戦実績のある選手と対戦した。「昔よりとても強くなっていた」と序盤から防戦一方の展開を強いられたが、小池君も世界大会を経験し大きく成長。後半は得意のキックで形勢を逆転し、昨年に続いて決勝戦に駒を進めた。
昨年と同カードとなった決勝戦でも臆することなくキックで対抗し、見事に判定勝利を収めた。1年越しのリベンジを果たした小池君は「素直にうれしいです」と笑顔でチャンピオンベルトを腰に巻いた。
小池君が所属する大和南にあるフィットネスボクシングジム「Refre,K」の百瀬竜徳会長は「決勝戦の相手は、複数のベルトを持つ強敵だったが、堂々とした試合をしていた。優勝してくれてうれしい」と教え子をたたえた。
世界で得た自信
小池君は2月にタイ・バンコクで行われた「WBCムエタイジュニア・リーグ世界大会」に出場し、海外の選手らと拳を交えた。
「世界大会以降、自信がついたと感じます」とこの1カ月を振り返る小池君は現在、3月中旬に予定されている国内大会にむけ厳しいトレーニングの日々を送る。国内外で経験値を積み成長を続ける小池君は「次大会も目指すは優勝です」と、笑顔で目標を語った。
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