大和ハーモニカアンサンブルの「平均年齢80才コンサート」で企画運営を担う 大井 順さん 福田在住 80歳
ハーモニカで夢を叶える
○…平均年齢80歳の会員10人が、ハーモニカの練習成果を披露するコンサートの企画運営を担う。会長が多忙を極めるなかでコンサートの旗振り役を務めることに。7月に会場を確保してから3カ月ほどでの開催で、「準備期間が短く苦労したが、会員の皆が協力してくれたおかげ」と感謝を忘れない。当日は童謡や時代劇メドレーなどを披露し「ハーモニカの音色を楽しんでもらえたら」と期待を寄せる。
○…新潟県新潟市出身。近くの田んぼでザリガニやオタマジャクシ、イナゴなどを捕まえて遊ぶ活発な子どもだった。音楽への憧れは強く、紙にピアノの鍵盤を描き遊んでいたという。ハーモニカを始めたのは18年前。アンサンブルの10周年コンサートで演奏を聴いた時に「こんなに音色が綺麗なんだ。私も一緒に演奏してみたい」と感銘を受け、講習会に参加したことがきっかけだった。
○…入会後は初心者クラスで練習を続け、その後に行われるベテランクラスの演奏を毎回居残りして聴いていた。先輩と一緒に練習に参加できるようになったのは2年が経ったころ。「先生から参加してもいいと言われた時はとてもうれしかった」と振り返る。現在は趣味の国内旅行を楽しんでいる。次男が住む沖縄に旅行がてらに足を運び、孫の顔を見るのは大事な時間。
○…今年は毎年出演しているコンサートに加え、ボランティアコンサートを開催した。笑顔の来場者を見て「この活動を広げていきたい」と思うように。「会場まで来られない人たちのために出向いて一緒にハーモニカを楽しむことで笑顔になれたら」と考える。会は28年目を迎え、2年後の30周年を見据えながら、ハーモニカの音色を伝えていく。
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