県大会で準優勝したミニバスチーム「桜丘ミニスターズ」のコーチを務める 山内 規男さん 上和田在住 73歳
「一致団結」でチーム作り
○…約100人のミニバスケットボールチームをコーチとして支える。今回の大会は「優勝のチャンスはゼロではない」と考え、選手たちが後悔なく試合を迎えられるようにサポートに徹した。「1日1日が勝負だった。技術や戦術も大事だが、選手とコーチ、保護者が一致団結して試合に臨めるように努めた」。献身的なサポートもあり、選手たちは準優勝を勝ち取った。
○…山形県西置賜郡小国町の出身。幼いころから体を動かすのが好きだった。父が勤務先のバスケットボールチームに所属していたこともあり、競技は身近な存在だった。中学校に進学するとバスケットボール部に入部し、3年間打ち込んだ。「当時は走り込みばかりで辛かった。おかげで根性はついた」と懐かしむ。工業高校を卒業後、機器メーカーに就職し、父と同じく会社のバスケットボールチームに所属した。
○…親戚がいたこともあり30歳の時に市内に家を購入し、大和に移り住んだ。監督や保護者と協力しチームを設立したのは五十路の目前だった。「最初は練習の仕方もわからず、他のチームへ見学に行き勉強していた」と振り返る。コーチ業の合間のリフレッシュ法は読書。自宅の本棚には500冊以上のお気に入りが並ぶ。「武将の生き様から多くを学べる」から三国志ものが多くある。
○…仕事で辛いことがあっても「コーチ業に打ち込むことで助けられた。だからこそチームのために活動したい」と20年以上続けられた理由を語る。チームが強くなるには「選手、コーチ、保護者が一致団結する必要がある」と考える。卒業生が気軽に顔を出せるような風通しの良いチームを作るために、これからも人と人とのつながりを大切にしていく。
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