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公開日:2022.03.11
海老名市避難所
ペット一緒でOK
教訓生かし、独自ガイドライン
「ペットも家族の一員。避難するときは迷わず一緒に」―。海老名市はこのほど、市内にある全ての避難所でペットを連れた避難の受け入れ体制を整備した。相模川で氾濫の危険性が高まった2019年の台風19号の教訓を踏まえ、新たにガイドラインも作った。
海老名市はこれまで、原則としてペットを連れた避難を積極的に啓発していなかった。そうしたなか2019年に東日本を襲った台風19号で相模川上流にある城山ダムの緊急放流が予想され、浸水想定区域内の約5万4千人に避難指示を発出。その結果、市民約5千人が避難した。
市危機管理課では、台風19号での避難の検証を行うため、その年の11月に区域内に住む2千人を対象にアンケートを実施。避難しなかった人には理由の回答を求めた。
高齢者では「腰が痛い」などの身体的理由、子育て世代は「幼児がいる」といった理由が多かったものの、各年代に共通していたのは「ペットがいる」という理由で、避難所での対応を求める意見も寄せられた。
市はこの結果を受けて市内に32カ所あるすべての避難所の運用にペットの受け入れを組み込み、緊急時にはペットと一緒に避難するよう呼びかける方針を固めた。避難先で混乱が生じないよう、日ごろの備えや心構えをまとめたガイドラインも作り配架を始めた。
避難所で受け入れ可能なペットは犬・猫・小動物で、ケージ内かリードの係留ができること。犬は、狂犬病予防注射済票が装着されていることも条件とした。すべての避難所に人とは別の専用スペースを設けた。
避難所では自宅が居住可能な場合は発災から24時間を目安にペットとともに帰宅してもらう。自宅が被災して帰宅が難しい場合は、北部公園体育館に移り避難生活を続けてもらい、そこではペットと飼い主が同じ空間で避難生活を送ることができるよう配慮した。
市では来年度、ペット同行の避難を想定した訓練を実施することにしている。
駐車場開放も
このアンケートでは、ペットのほかに、車での避難による駐車場確保の課題も浮き彫りになった。市は今年2月、市内で立体駐車場を持つ11施設と協定を締結し、緊急放流による氾濫の恐れがある場合に、駐車場の無償提供を要請できる体制を整えた。
市危機管理課は「車での避難はペット同行時にも有効な避難方法。今後も避難しやすい環境を整えていく」としている。
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