海老名・座間・綾瀬 人物風土記
公開日:2022.05.06
B-Max Racing Teamを率いる
組田 龍司さん
綾瀬市深谷中勤務 55歳
パッションで前に進む
○…国内最高峰の自動車レース「全日本スーパーフォーミュラ選手権」への参戦から6シーズン目、チーム初の優勝を飾った。「野球ならプロ野球、サッカーでいえばJリーグのようなプロ競技。目標だった優勝に手が届き嬉しい」と、目じりをさげた。「目標設定とそれに向けた努力」を重ね、国内最高峰のスーパーフォーミュラまでチームを昇華させた。総合優勝の「年間グランプリ」も視野に入る。
○…レース参戦には1台あたり年間1億5千万円の経費がかかる。その大半をスポンサーから調達する。「だからこそ先頭を走らないチームは存続できない」。「優勝賞金200万円を2千万円で獲りにいく世界」は、勝つことでしか存続しえない。そこに集うメカニックやエンジニアたちを社員として雇用しているが、そのマネジメントには「本業とは異なる魅力がある」という。
○…80年代後半、F1のマクラーレン・ホンダとアイルトン・セナに憧れた。就職してからは週5日、毎晩、峠に通い、28歳で初めてサーキットを走ると、さらに夢が膨らんだ。その頃、自動車部品工場を営む父が急逝し、勤め先の自動車メーカから稼業に転職。「人にもまれて怒られて」成長し、29歳で父が残した屏風浦工業の事業を承継した。そこから業績を伸ばし、封印していた「レース参戦」の夢を開封した。
○…結婚して授かった愛娘には、アイルトン・セナと同じ名前をつけた。チームカラーは黄色で、エンジンはホンダ。「日本には9つのもの自動車メーカーがありながら、モータースポーツ界においては後進国。たった一人のF1ドライバーにさえ、日本の国内スポンサーがつかない」。そうした局面を打開できる場所に今、いる。
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