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公開日:2026.07.10
スマートフォンの映像を救命に生かす「Live119」 3カ月で65件の活用例 県央東部消防指令センターで
県央東部消防指令センター(海老名市柏ケ谷)で、119番通報の際にスマートフォンのカメラ画面をセンターにつなぐ「Live119」が4月から運用されている。開始から約3カ月で65件の救命などにつながった。
同センターには海老名市・座間市・綾瀬市・大和市からの119番通報が全て集まる。Live119の起動には、現場の通報者にショートメッセージでリンクを送る。これをクリックするとカメラの動画がセンターで共有できる仕組みだ。起動してもらうケースは1日3件〜4件ほど。うち救命などに生かされた成功例は累計65件になっている。
事例の多くは救命に関するもの。例えば「トイレの中で人が倒れたが、ドアが開かない」という通報を受け、センター側が画面で現場を確認、10円玉を使って開錠する方法を伝えたケースがあった。「人命救助では呼吸の有無の確認が欠かせませんが、一般の人にはわかりづらい。カメラで顔色や呼吸の動きを確認したこともあります」(同職員)。ある交通事故では、映像から車両がひっくり返っている状況が分かり、救助体制の判断に役立った。火災での活用例もあり、炎の様子を現場に向かう消防隊員に送信し、消火作戦に生かしたケースも。「火の元などを撮った動画は、後の検証材料としても貴重」という。
市民の啓発がカギ
課題は、いかにスムーズに起動してもらうかだ。高齢者の中には操作できない人も多く、各市では市広報紙や救命講習で周知を図っている。消防関係者は「さらに浸透させ救命率アップにつなげたい」と話している。
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