県政報告 県によるシェイクアウトを求める 神奈川県議会議員やまもと俊昭
昨年12月に県では地震防災対策推進条例を制定しました。この条例は、東日本大震災の教訓を県の防災対策に反映し、防災・減災施策の推進を図るために県や市町村、県民ならびに事業者の役割を示すとともに、県内の防災面に関する課題解消のために専門家や有識者の意見も取り入れながら策定されたものであり、今後の本県における防災対策の方向性を示したものです。
この中には「自分の命は自分で守る」という自助の考えを周知し、理解していただくために県民の防災意識の向上が求められており、県による防災訓練の実施もうたわれています。しかしながら、従来の防災訓練は限定された会場で限定された参加者のみが体験する訓練になっていました。
安全安心の強化へ
近年、アメリカのカリフォルニア州では「シェイクアウト」と呼ばれる新しいタイプの防災訓練が行われています。それは地域住民が自由に防災訓練に参加出来るものであり、現在、その参加者は100万人を超える規模になっています。
昨年、私は座間市で実施された「シェイクアウト」を災害ボランティアの方から伺い『県でもシェイクアウトを実施して欲しい!』との要望を受けました。とても良い提言でありましたので、早速、12月の県議会での代表質問において知事に「シェイクアウト」の意義と必要性を訴えながら県における「シェイクアウト」の実施を求めたところ、知事から出来るだけ早い時期に県でも「シェイクアウト」を実施したい旨の答弁をいただきました。
先月実施された座間市のシェイクアウト訓練を県立座間高校にて体験しました。この訓練に参加して、地域における防災上の課題なども勉強することが出来て、非常に良かったと思います。私は今後も県民・市民の生活環境の向上をめざし、安全安心の取り組みがさらに充実強化されるよう努力してまいります。
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