子育てを、「孤」育てにしない――。座間市内の子育てに関わる複数の団体で組織される「座間市子育て支援ネットワーク」が主催する「ざま子育てフェスティバル」が14日、ハーモニーホール座間で盛況のうちに幕を閉じた。
同ネットワークは子育て支援の輪を広げるため、保育や読み聞かせを行う11のボランティア団体が加盟している。このイベントは、子育て中の保護者を対象に、支援者と繋がり、学び、楽しんでもらうことが目的。市から委託を受け行っているもので、今回で19回目。
当日は、同ネットワークのスタッフらが中心となり、乳幼児が楽しめるさまざまな遊びコーナーや、保護者向けの支援情報コーナーなどを設置。ちぎった新聞をビニールプールに敷き詰めた「新聞プール」や段ボールで作った電車などがお目見えした。スタッフの一人は、「大がかりな遊びは家でやるには大変。きょうはわたしたちが請け負うので、思う存分遊んでほしい」と思いを語った。
当日は、保護者などを合わせ約440人が来場。2歳と0歳児を連れた父親は、「いつも行くコミセンで知った。いろんな遊び場が用意されているので、今日は上の子が飽きるまで遊んでいきます」と話した。
クリーンセンターも参加
市内のごみ収集を担当するクリーンセンターもブースを出展。収集中に回収し洗浄した空容器を的棒にした輪投げや、ごみの分別方法が視覚的にわかるパズルはすべて職員の手作り。職員の一人は「市民と直接触れ合える機会なので我々も毎年楽しみにしている。遊びながらごみの分別を知ってほしい」と話した。
同ネットワークの代表でもあり、市内で子育てサロンなどを開催する「アクティヴ・ママ」の代表者は「今年は“笑顔ひろがる心つながる”がテーマ。家族で学び、楽しめる内容を多く用意した」としている。
市生涯学習課の担当者は、「今年もたくさんの家族連れに来ていただいた。ボランティア団体情報などをきっかけに、保護者と支援者が繋がれるイベントをめざしたい」と振り返った。
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