緑ケ丘在住の小林駿太くん(立野台小5年)・良輔くん(同2年)の兄弟が、環境省主催の「Nоn温暖化!こども壁新聞コンクール」で優秀賞を受賞した。個人やグループでの応募がほとんどの中、表彰作品で唯一の兄弟受賞に2人は笑顔で「うれしい」と話した。
このコンクールは、地球温暖化対策の啓発などを目的に、今年初めて行われたもの。「地球温暖化とは何か?」など 5つの課題トピックについて、各自自由に調べ、A3サイズ1枚の壁新聞にする。全国の小学生が対象。昨年11月から募集、全国から69作品が集まり、最優秀賞(1作品)に次ぐ優秀賞(5作品)に選ばれた。
小林兄弟の新聞タイトルは「見て知ってECO新聞」。中央にキャンペーンキャラクター、小坊主の「しんきゅうさん」を大きく描いているのが一番の特徴で、省エネを謳う冷蔵庫と、いま家で使っているものの年間消費電力量の比較や、世界での地球温暖化の対策例などを紹介している。短文を中心に、挿絵や色を多く使い、読みやすさを重視。書き始めてからは1週間ほどで完成したが、「どんな風に書けば伝わるか考える時間が長かった」(駿太くん)という力作だ。審査員からは、「訴求ポイントの構成が絶妙」「手書き漫画が秀逸」などの点が評価された。
意外な才能?
本やインターネットで調べたり、文章を考えたのは兄の駿太くん。調べ学習を通して「ミドリムシで作った燃料を飛行機に使う研究があることを初めて知った」と振り返る。弟の良輔くんは、ミドリムシや飛行機などの挿絵を担当。「一生懸命描いた」と照れ臭そうに話した。
コンクールの存在を偶然知った母親の吉美さんの勧めで応募した2人。普段は兄弟そろってサッカーに夢中で、吉美さんいわく「文化面で意外な才能」を発揮したという。しっかり者の駿太くんと、恥ずかしがりやの良輔くん。ケンカをすることもあるが、壁新聞では「ぼくたちは、地球を守る日本代表のつもりでECOを頑張ります」と締めくくった。
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