♯みゅーじっくコラム♭ 音楽の森 ピアニスト 倉本 卓
幼少期のお稽古事というと、英語にバレエに水泳、ピアノ、サッカー、習字、そろばん、などなど、忙しい毎日を過ごしているお子さんも多いことでしょう。
私の小さい頃の音楽のお稽古というと、ピアノとヴァイオリンが流行っていました。かつて私もヴァイオリンを少々かじりましたので、ヴァイオリンには大変愛着がありますし、共演するのも楽しみな楽器の一つです。
今もっとも注目しているヴァイオリニストに、オランダのジャニーヌ・ヤンセンという演奏家がいます。先日N響とブラームスのコンチェルトを弾いているのを聴き、改めてこの女流ヴァイオリニストの音楽性に惹きこまれました。伸びのある艶やかな音色、自然な歌い回し。どれもが「超」一級品です。メニューイン、オイストラフ、ハイフェッツ、スターンなど往年の巨匠達に続くであろう逸材で、38歳ながら巨匠の風格さえあります。世の中にたくさんの演奏家がいる中で、時代を越えて超一流と言われる人たちとはいったいどんな演奏をするのか?人はどんな演奏に心を揺さぶられるのか?それはただ一つ、「歌い方」です。技術はもちろんだが旋律をいかに歌うか、そこに演奏の本髄があるわけです。そして、それを理解できる、感じられる演奏家でなければ、一流にはなれません。
音楽家を目指す日本の学生たちには是非、偏った音楽ばかりでなく、様々な楽器の演奏をもっと聴いてほしいと強く思います。
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4月19日