厚木・愛川・清川 政治
公開日:2019.04.19
県議選の投票率が県下最低に
今夏には市議選と参院選も
4月7日に神奈川県知事選挙とともに実施された県議会議員選挙の厚木市選挙区の投票率は過去最低を記録。さらに県下最低だった。全国的にも低下傾向にある投票率だが、この夏には厚木市議会議員選挙、参議院議員選挙を控えている。果たして市内の投票率の上昇は望めるのだろうか。
今回の県議選厚木市選挙区の投票率は31・62%(男31・24%、女32・03%)。これは過去最低の数字な上に、県下最低でもあった。この結果に市選挙管理委員会でも「ショックな数字ではある」と話し、出馬したある候補の関係者も「前回が無投票だっただけに、有権者に選択の機会があった今回、そういう意味では残念な結果」と話す。
投票率の低下傾向は全国的なことではある。国は若者の政治参加を促すために、公職選挙法を改正し2016年6月から選挙権年齢を18歳以上に引き下げた。しかしその若年層自体の投票率がはかばかしくないこともあり、投票率アップには結び付いていない。
厚木市の県議選では、前回15年が無投票、その前の11年が36・29%(男36・07%、女36・53%)、07年が37・42%(男37・06%、女37・82%)と下がり続けている。
一方、今年2月にも実施された厚木市長選を見てみると、今回の投票率が40・60%、前回の15年が42・60%、11年が40・44%、07年が45・34%、03年が43・33%。今回は前回から下げているものの、過去5回で2回前回より上がっている年もあり、と同時に県議選より10ポイント近く高いことからも、やはり市民には県よりも市の方が身近なことと捉えられているようだ。
投票率が上がらない理由に、日程的なことを指摘する人もいる。「市長選から2カ月足らずでまた選挙だからね。疲れちゃって今回はいいかなと棄権する人もきっといると思うよ」とある陣営の運動員は話していた。
出前講座や動画放映も
市選管も投票率アップに向け、様々な手立てを行ってきた。若年層に興味を持ってもらうため、出前講座を実施。また、選挙公報をこれまでの公共施設や銀行などに加え、若い親や主婦らへの啓発を図るため、保育所やスーパーなどにも配架した。さらに駅前のビジョンで啓発動画を流したり、のぼり旗を設置するなどして、投票を呼び掛けた。
県議選では投票者全体の23・80%に当たる1万3689人が、市長選では24・78%に当たる1万8545人が期日前投票を利用しており、啓発の効果もうかがえる。
今回の県議選の年代別の投票率は、「抽出するのに時間がかかるため」まだデータは出ていない。が、市選管も「当然一度検証する必要はある」とし、それをもとに新たな策を検討していく姿勢だ。一方で、「すぐに次の市議選と参院選の準備にとりかからないと」とも話し、「検証は今年度中」とする。
投票は義務ではないが、海外には義務投票制を採用している国もある。豊かな社会と自分たちの未来を築くためにできることは自らの1票を投じることだ。
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