厚木・愛川・清川 文化
公開日:2023.07.07
大橋愛さんが写真展 厚木出身
撮った…100人分の裁縫箱
写真展、といっても、被写体のほとんどが裁縫箱―厚木市出身のカメラマン・大橋愛さん(49)が7月7日から東京都内で一風変わった作品群を展示する。
大橋さんは東京綜合写真専門学校を卒業、会社員として働き、98年からフリーランスで活動を開始。これまで自動車会社の新聞広告の写真や、CDのジャケット写真、映画のスチール写真などを手がけている。ミロードの大型壁面広告のメインビジュアルも手がけた。
撮りためたのはコロナ禍に重なる3年間。自宅での時間が増えるにつれて、自分でマスクを縫う人が増えたのか、手芸店や100円均一ショップの手芸コーナーが充実していることに気づいた。さらに注目したのが、裁縫箱の存在。使い手しか開けないその中には、個性が反映されている。
自分の裁縫箱だけでは飽き足らず、近所の知人に声をかけて見せてもらうと、中には子どもの持ち物に縫い付ける名札やゼッケンが眠っていた。旅行の多い人の裁縫用具は、針と糸だけ。「忍者」を職業にしている人の裁縫箱には黒い布と黒い糸ばかり。裁縫箱をパッチワークで飾る人もいた。個性を撮るため、広島や京都、さらにハワイにまで足をのばし、撮りためたのが今回の作品群だ。
「人に見せない分、カッコつけていないその人自身が出ている」と大橋さんは魅力を語る。会場は、東京都千代田区東神田1―3─4KTビル2階のKanzan galleryで、7月23日(日)まで。火曜日〜土曜日は正午から午後7時半。日曜日は午後5時まで。月曜定休、入場無料。問い合わせは同ギャラリー【電話】03・6240・9807へ。
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