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世界とつながる多種多様な酒造り 大矢孝酒造8代目蔵元大矢 俊介さん(48)
日本の「伝統的酒造り」が昨年12月にユネスコの無形文化遺産に登録され、海外での日本酒人気に拍車をかけることが予想される。愛川町唯一の酒蔵「大矢孝酒造」も台湾や香港、シンガポールほかに輸出する。大矢さんは「海外取引は増えている。従来の日本酒のイメージとは異なる日本酒の世界を、多くの人たちに、もっと知ってもらいたい」と話し、海外向けに一部商品のラベルを一新した。
創業から194年続く酒蔵として、昔ながらの伝統を繋いだ日本酒を作る一方で、「残草蓬莱」「昇龍蓬莱」は15品とバリエーションに富む。「米と米麹で作っている日本酒だけれど酵母の使い方ひとつでマスカットやメロン、和三盆のような味を生み出す多様性が現在の日本酒の魅力。飲み方も炭酸割り、氷割り、果物と合わせて自由に楽しんでもらえれば」。
24歳で継いだ稼業は今年で25年目を迎える。メモリアルイヤーに向けて「現在、企画しているところ」とほほ笑み、新年の抱負を「初めて日本酒を口にする人が日本酒を好きって言ってもらえる努力と、リピートして頂ける魅力を盛り込みたい」と柔らかな口調で語った。
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2月7日