大山で古くから食されてきたジビエ料理を、より多くの人に知ってもらおうと大山猪鹿(ジビエ)フェアがスタート。12月22日に参加店舗の一つであるCafe TAKEDAでお披露目会が開催された。
野生鳥獣の食肉を意味するジビエ。大山では古くから猪鍋などがふるまわれていて豆腐料理にならぶ名物として多くの宿坊や飲食店で提供されてきた。これまでは登山客など一部の観光客や地元住民などの間で食べられてきたが、伊勢原うまいもの遺産創造委員会から、「大山で何かできないか」との提案が3年ほど前に持ち上がると、大山先導師会旅館組合女将の会のメンバーらがジビエ料理を提供する市外の店舗に出向いたり、料理教室でジビエメニューの試食を重ねてきた。
フェアの開催に向け、昨年10月に大山先導師会旅館組合、同組合女将の会、大山飲食店物産組合で実行委員会が立ち上がり、大山の旅館や飲食店17軒が参加。各店で提供されるジビエ料理は、主に大山で捕獲され、子易の食肉処理施設「阿夫利山荘」で加工された肉が使われる。
野生鳥獣による農業被害が増加
近年市内ではシカやイノシシなどの野生鳥獣による果樹や野菜などの農業被害が増加。市によれば被害額は年間1千万円を超え、フェアの開催によるジビエの周知で、捕獲された野生鳥獣の有効活用のほか、猟師の収入源の確保などにもつなげたい考えだ。武田安司実行委員長は「ジビエ料理は低カロリー高たんぱく。参加店舗の各店が特長を出したメニューを提供するので多くの方にジビエを味わっていただければ」と話す。
参加店舗は以下の通り▽大山阿夫利神社参集殿▽かんき楼▽ねぎし旅館▽とうふ処小川家▽御食事・喫茶山ゆり▽旅館あさだ▽和仲荘▽古宮旅館▽おゝすみ山荘▽大山とうふ料理夢心亭▽東學坊▽旅館目黒▽山荘なぎさ▽Cafe TAKEDA▽旅館かすみ荘▽宿坊かげゆ▽宿坊いわ江
問い合わせは市商工観光課【電話】0463・94・4729へ。
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