下糟屋地区の老人クラブ「遊友会」の会長を務める 大坪 克哉さん 下糟屋在住 81歳
大事なのは人間関係
○…下糟屋地区の高齢者の集まる場を作り、地域を活性化させようと2019年に発足した老人クラブ「遊友会」。2年前に前会長が急逝し、右腕として支えてきた功績から2代目会長に推薦された。10月11日(水)には主催イベントとして成瀬地区敬老グラウンドゴルフ大会を開催。ほかにも丸山城址公園で定期的に植栽や草刈り活動をしている。「新たに誕生日会を企画した。会員同士の親睦がもっと深まれば嬉しい」と意気込む。
○…佐賀県出身。地元の高校でラグビー部に所属。10番をつけて活躍し、卒業後は神戸製鋼に入社した。仕事とラグビーの生活に充実した日々を過ごしていたが、2年後に勤務形態の変更でラグビーができなくなり退職を決断。好きなラグビーを諦めた。
○…高校で電気を学んでいた経験を活かすため上京し、電気工事の仕事に就く。設計や図面の作成から営業までさまざま業務を経験。大手ゼネコンや下請け業者と仕事をすることで、人間関係の大事さを学んだ。「会社に利益を出すこと、技術の漏洩を防ぐことなど、すべてが協力してくれる人との良好な人間関係で成り立つ。会社生活で学んだ処世術は今でも役に立っている」。会の運営も、役員などの協力が欠かせないことを知っている。「自分はやりたいことを言うだけ。それを皆が形にしてくれる。本当に感謝」と話す。
○…伊勢原に住んで約30年。妻の「娘を自分の家から嫁がせたい」という一言から伊勢原にマイホームを購入した。「現役時代は毎日午前様。妻には苦労かけたと思う。感謝しかない」と照れ笑い。ラグビー観戦が共通の趣味で、W杯期間中はワクワクが止まらない。「今朝も早朝から日本の試合を観戦した。興奮したね」と笑顔で語った。
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