町民向け教室を開く愛川町ターゲット・バードゴルフ協会会長 別府熙久(ひろひさ)さん 愛川町春日台在住 76歳
いい仲間とずっと青春
○…ゴルフ用のウェッジクラブで羽根付きボールを打ち、傘を逆さにしたような形のホールに入れるまでの打数を競う「ターゲットバードゴルフ」。愛川町では、平成4年に春日台の公園で愛好会としてスタート。翌5年に協会が発足している。現在会員は100名。それでも近隣市と比べると競技人口は少ない。「誰でも気軽に楽しめる生涯スポーツだから、ぜひ知ってもらいたい」とにこやか。「いい汗・いい仲間・ずっと青春」が合言葉だ。
○…町民相互の仲間づくり、健康づくりにと平成8年から実施している町民向けの教室。今月も農村環境改善センターで2回予定されている。初めての人でも用具類は協会が準備し、ルールやプレーに関しては県協会・日本協会の公認指導員らがマンツーマンで指導するなど受け入れ体制は万全。「後はたくさんの人に来てもらうだけです」と笑って見せる。自身がプレーを始めたきっかけは、先に始めていた奥さんだったこともあり「ご夫婦での参加も大歓迎」とも。
○…「仲間からは、飛ばせばいいってもんじゃないってよく言われてます」と頭をかく。身体も大きく、ゴルフ経験もあることからその飛距離は周囲も認めるところ。しかし、安定したスコアメイクには、木あり石あり、起伏ありの自然の中で、風なども考慮に入れたショットが要求される。技術はもちろんだが、常に先を読みながらコースを攻略していく点も自身が感じる醍醐味の1つだ。
○…本人曰く「下手の横好き」だが、写真歴が長い。被写体はもっぱら旅行先の建物や風景。中でもお気に入りは”逆さマッターホルン”。湖面に映りこむ山脈を見事に捉えた一枚で部屋の特等席に飾ってある。このほか、最近は数独に夢中。「ぼーっとしながらの頭の体操にはこれがちょうどいいんだ」と微笑んだ。