愛川・清川版 掲載号:2013年12月13日号
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災害対策の意識調査 元町消防長が聴き取り

齋藤増雄さん
齋藤増雄さん

 愛川町の元消防長で防災士の齋藤増雄さんが、このほど町内で土砂災害をテーマに聴き取りアンケートを実施した。

 齋藤さんは消防本部在籍中、阪神淡路大震災の救助活動に参加。また、退職後に発生した東日本大震災後でも瓦礫撤去のボランティアとして現地入りするなど数々の大震災の現場を目の当たりにしてきた。その経験から、災害で命を奪われないようにと、減災を中心とした防災思想の普及に努めている。

 今回のアンケートは10月に発生した伊豆大島での土砂災害を受け「町の災害対策の一助となれば」の思いで実施したもの。 

 期間は11月12日から20日までの土・日をのぞく7日間。聴き取り調査で計70人から回答を得た。設問は、災害時の避難の決め方、災害警戒情報の意味、気象情報等の情報獲得手段など13項目。これによると、避難の決断は約4割の人が自主避難と回答するなど率先避難の方向が見えたという。一方、避難時の持物等には6割弱の人で事前準備がないと答えた。

 齋藤さんは、平日の昼間で対象は高齢者の人が多かったと前置きし「愛川町でも危機意識を持っている人が多い。土砂災害から命を守るためには、的確な避難勧告・指示と確実な情報伝達が第一。地球温暖化に伴う異常気象下にある今日、災害時の情報伝達手段の充実が求められていることもアンケートから読み取れました」と話す。

 また「災害はまず自らの備え。そして地域では避難方法の話し合い。加えて町の避難訓練に参加するなど、防災対応力の強化が重要です。過去の災害から学び、いざという時にその教訓を生かさなければならない」と続けた。

 集計結果は「町の防災・減災対策の参考になれば」と11月27日に森川町長に手渡した。
 

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