鉋(かんな)・鑿(のみ)・鉞(まさかり)...、大工道具に興味津々 鈴木光雄さんが歴史講座
名工として知られた半原宮大工の建造物と大工道具について学ぶ歴史講座が9月6日、半原公民館で開かれた。同館自主事業として企画された「愛川の歴史講座3回シリーズ」の第1回目。半原宮大工矢内匠家14代曾孫弟子で現役大工の鈴木光雄さんが講師を務め、およそ20人が集まった。
鈴木さんは、江戸城の普請や県内外の神社仏閣の建造など数々の功績を残した宮大工「矢内匠家」の研究家でもある。調査対象は、同家5世代200年に渡る匠歴譜で、仕事の休みを利用しては各地を取材。20年以上続けている。この日の講座は半原に住居を構えていた矢内匠家の宮大工としての起源や近隣の建造物紹介からスタート。鈴木さんは「数ある匠歴譜の中でも関東大震災で完全に倒壊した建物は知らない」などとして、半原宮大工の確かな技を紹介。その技の上に設計や装飾、積算などの腕があったからこその繁栄だったと説明した。会場には、鉋や鑿、鉞といった大工道具も数多く展示された。鉋1つをとっても幅1センチから10センチ、長さも数センチから数十センチと何十種類とあり、参加者たちは興味津々の様子だった。
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