50年以上前に八菅神社の例大祭で叩かれていた「八菅太鼓」の再生に向けて、愛川町八菅山にある八菅公民館で6月7日、第2回目の試し打ちが行われた。
八菅太鼓は、かつて八菅神社周辺の住民によって伝えられていた。由来や発祥は不明だが、同神社の春の例大祭にのみ叩かれていた。時代の経過とともに伝承者が絶えていたが、太鼓経験者やまちづくりネットワーク愛川、愛川高校和太鼓部OBユニット「打縁」などが協力して復活に向け活動を続け、今年3月に第1回目の試し打ちが行われた。
2回目となる今回は、打縁のメンバーが更に精度を高めた楽譜を作成。地元自治会役員や氏子総代なども招き、演奏を行った。
今後は町内にも八菅太鼓の存在をPRし、太鼓の音色を継承する土壌づくりに取り組むという。復活を支援するまちづくりネットワーク愛川の諏訪部勲さんは「ゆくゆくは八菅太鼓の保存会なども作れたらいいと思う」と話した。
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